よく噛む事で“毒”は半減!
2012-07-19
体内に入った有害物質は、おもに腸管や肝臓などの働きによって解毒されます。
肝臓は、有害物質を酸化・還元・抱合し、水に溶けやすい形に変えて、尿や胆汁の中に組み込んで、体外に排泄させる働きをしています。
近年の研究により、腸管免疫が全身の免疫系をコントロールしていることが分かってから、腸内環境を整えることの重要度が高まってきたわけです。
さて、免疫以外にも、私たちの身体の中で毒素を分解する働きをするものがあります。それは、あまり注目されていない唾液です。唾液は自然に出ている無刺激唾液と、食べ物などの刺激によってでてくる刺激唾液と2種類があり、身体によりよい効果をもたらしてくれるのが、たとえば梅干を見るだけででてくる刺激唾液です。
刺激唾液には、消化酵素以外にもたくさんの酵素やビタミン、ミネラルなどが含まれていますが、その中には、細菌を殺したり、ウイルスに反応する種々の免疫抗体や、活性酸素を除去する作用がある酵素が含まれています。
このように、唾液にはすばらしい毒消し作用がありますから、よくかんで食べることが重要です。ゆっくり落ち着いてかむことによって、唾液の分泌量がふえて、毒消し効果が高まります。
ホルモンの分泌が活発になり、脳の神経も活性化しますので、記憶力の向上、痴呆症や糖尿病の予防、ストレスの発散などにも繋がります・・・(「からだの毒消し生活術」 大森隆史著より)
梅雨が明けて、いよいよギラギラ太陽の夏本番になってきました。 暑い日が続き、こんなときはどうしても冷たい飲み物や喉通りの良い食べ物が好まれますが、身体もダメージを受けているこんな時こそ、しっかり噛むことを意識して「唾液で毒消し」をして、からだのバランスを整えて免疫力を上げていきましょう。
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