頭寒足熱
2012-03-04
人間の体温は平均36.5度を保つのがベストです。なぜならこの温度で生命活動を支える酵素が活発に働き、体を整えてくれるからです。昔から「頭寒足熱」が健康の秘訣といわれているように、冷えやすい下半身を温め、体温のバランスを取ることが大切です。お風呂と足湯を併用して体温が平均36.5度になるように心がけましょう。
近代臨床医学の創始者とされているオランダの名医へルマン・ブールハーフェは、不思議な遺作を残して亡くなりました。厳重に封印されたその遺作は、あらゆる病気の治療書を書き残したに違いないと考えられ、高値で競り落とされました。買い手がおそるおそるその封印を切って書物を開いた時、最初のページにのみ一言書かれているだけで、後は白紙の状態。どこまで開いても白紙でした。その最初の一言とは…
「頭部を冷やし、足を温め、体を楽にせよ。これで全ての病は退散する」
人間に最良の妙薬は、頭寒足熱につきるとの遺言だったそうです。
3月に入り、春らしい陽射しが感じられる今日この頃ですが、風はまだまだ身震いする程の冷たさです。
血流が悪くなると老廃物が溜まりやすくなり、免疫力も下がります。 特にソケイ(足の付け根)リンパ節、膝下(膝の後ろ)リンパ節、足首関節あたり等、動かしたりさすったりして血流、リンパの流れを良くしてあげましょう。 もちろん足湯はおすすめです。 片足足湯や片足足首回しをすると温めた足としなかった足との違いに気付かれるでしょう。 軽さや可動域の広さにビックリします。 冷えない体作りをしましょう。
春はすぐそこです。
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